自家歯牙移植(親知らずの移植)
親知らず2019.04.03
20代女性
根管治療中の歯(右下の奥歯)が痛い
青丸印の歯は他院にて数カ月にわたり根管治療中でしたが、中々痛みが引かないとのことでした。
根尖部(根の先)周囲に黒い影(エックス線透過像)を認めます。根管内でのファイル(根管治療に使用する器具)の破折、歯根の肥大・湾曲、根管の狭窄がみられ、残念ながら根管治療が功を奏しませんでした。
患者さんとご相談の上、当該歯を抜歯し、同側の親知らずを抜歯と同時に移植することとしました。
CBCT(3Dのレントゲン)画像を元に歯のサイズを計測し、シミュレーションを行います。
抜歯と同時に自家歯牙移植(親知らずの移植)を行いました。
移植後約9カ月の状態です。
噛む機能は回復し、見た目も問題ありません。
歯肉の縁下に及ぶ深い虫歯、治らない根尖病変、歯・歯根の破折、で抜歯を余儀なくされることもあります。抜いた後に歯を入れる方法はブリッジ、インプラント、義歯の他に、非常に適応症は限られますが自家歯牙移植という方法もあります。
歯の移植をお考えの方はお気軽にお問い合わせください。
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