低侵襲歯周組織再生療法(大臼歯M-MIST)
マイクロスコープ歯周病治療2022.12.21
30代女性
主訴:歯茎から血が出る
術前
歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝の深さ)が正常値(2-3㎜)を超えて部分的に5-8㎜程度にまで及んでいました。レントゲンから歯を支えている歯槽骨という骨が歯周病によって吸収を起こしていることが判ります。なるべく侵襲の少ない(切開の範囲の狭い)方法で歯周外科手術によって改善をすることと計画し、黄色のラインに沿った切開線を設定しました。イタリアの歯周病専門医Dr.cortellini らが提唱しているM-MISTという手術の方法を選択しています。
術前のCT画像においても丸印部の歯槽骨の吸収を認めました。
手術直後においてもほとんど出血も無く、痛みもありませんでした。
術後のレントゲン・CT像においても丸印部の歯槽骨は若干ではありますが再生していることが判ります。
限局する初期~中程度の歯周病による骨吸収であれば、低侵襲歯周組織再生療法により痛みや腫れも少ない手術で歯を救う可能性が高まるかもしれません。
歯周病でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。
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