前歯部審美修復(陶材焼付鋳造冠)
審美(セラミック)治療2018.02.16
40代女性
主訴:前歯の色と形が気になる キレイにしたい
術前の正面観とレントゲン写真になります。真ん中の2本には10年以上前に装着した硬質レジン前装冠が装着されていました。打撲により歯が破折し、止む無く補綴(被せ物)をしたとのことでした。
硬質レジンは時間経過とともに変色することもあります。これは吸水性を有するレジン(プラスチック)の物性として避けられません。マージン部(歯と歯茎の境目)も黒変しています。
前装冠を除去し、仮歯に置き換えます。プロビジョナルレストレーションとは最終補綴装置に近い形態で作る仮歯のことです。ここで歯の長さやカントゥア(歯の豊隆)の最終チェックを行います。
最終支台歯形成後、歯肉圧排を行い、歯と歯茎の境目をキレイに明示します。歯科技工士に正確な情報を伝達することが適合の良い補綴装置の作成の絶対条件になります。印象材は寸法安定性の高いシリコンラバー印象材を使用しています。
石膏模型面の状態です。ここで支台歯の全周がキレイに明示されていなければ、歯に適合する補綴物(被せ物)の作成は出来ません。
術前と術後の比較になります。歯の色も大事ですが、歯と歯茎の境目をキレイにしなければ審美性は獲得されません。またレントゲンで見ても歯と歯茎の境目に段差がないことが確認できます。
横から見て、オーバーカントゥア(過剰な豊隆がついている)でないことも清掃性や長期安定性を考慮すると必要不可欠なことです。
セラミック治療をお考えの方はお気軽にご相談ください。
治療費用 メタルセラミッククラウン(メタルボンド)86,400円/1本
治療期間・回数は口腔内の状況に応じます。
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この症例は自由診療によるものですが、当院では保険診療も行っております。どうぞお気軽にお声掛けください。なお全ての症例が同じような結果になるとは限りません。治療前の病状によって術後の結果も変わりますので、何か気になる点が御座いましたら、お気軽にお問い合わせください。