小臼歯部 陶材焼付鋳造冠
審美(セラミック)治療根管治療2018.02.13
30代女性
主訴:奥歯の見た目が気になる
矢印部の左下小臼歯部(左下5番)には古いクラウン(レジン前装冠)が装着されていて、レジンは少し剥がれ、根尖部には透過像を認めました。特に症状はありませんでしたが、放置していると、痛みや腫れを発症する危険があり、クラウン(冠)除去を行い、感染根管治療を行っています。
コア(土台)にはファイバーポストコアを使用することで、歯が折れたり割れたりしにくいようにしています。印象採得(型取り)前に支台歯周囲の歯肉圧排を行う事で(歯の周囲に専用の糸を巻き付け歯と歯茎の境目の面をキレイに出す)、歯科技工士に正確な情報を伝えます。歯肉縁下にフィニッシングラインを設定する場合、この操作を行わなければ決して精確な補綴装置を作成することはできません。印象採得の材料には寸法安定性の高いシリコンラバーを使用し、より正確に支台歯の情報を最終補綴装置に反映させるようにしています。
最終補綴装置(被せ物)には陶材焼付鋳造冠(メタルボンド)を用いています。可及的に冠の適合状態を良くすることで、2次カリエス(虫歯)や脱離の可能性を低くします。セラミックの生体親和性はとても高く、またプラークも付着しにくく、周囲の歯茎に対してとても優しい素材になっています。
治療費用 メタルセラミッククラウン(メタルボンド)86,400円(2018年5月時点)
治療期間は口腔内の状況に応じます。
セラミックをお考えの方はお気軽にご相談ください。
広島市中区の歯科医院
ごこちデンタルクリニック
この症例は自由診療によるものですが、当院では保険診療も行っております。どうぞお気軽にお声掛けください。なお全ての症例が同じような結果になるとは限りません。治療前の病状によって術後の結果も変わりますので、何か気になる点が御座いましたら、お気軽にお問い合わせください。