下顎大臼歯の歯肉退縮に対して根面被覆術を行った症例
歯周病治療2023.04.05
根面被覆は、さまざまな原因によって起こった歯肉退縮(歯茎が下がること)を、外科的に被覆、つまり覆うことを言い、手術は様々な方法があります。
歯肉退縮を起こしやすい要因としては、
・歯を支えている骨が、最初から穴があいていたり(開窓)、裂開しており歯の根っこ(歯根)が露出しやすくなる
・歯肉が薄いと、歯周病や歯の周りの組織に加わる刺激に対して歯肉退縮しやすい
・歯並びの関係で、唇側の歯を支えている骨(歯槽骨)が薄いと歯肉退縮しやすい
などが挙げられます。
さらに、歯肉退縮を促進させる要因として、
- 不適切なブラッシングを続けた場合(力を入れすぎたり、擦りすぎている)
- 矯正治療により、元々骨が薄い、特に前歯の部分に矯正力をかけると、骨が減少しやすく、歯肉退縮が起こりやすいこと
などがあります。
術前 歯肉退縮を認め、歯が凍みるとことでした。
口蓋から結合組織を採取し、退縮している部分に移植を行っています。
術後2ヵ月の状態です。露出していた歯根面は歯肉に覆われ、知覚過敏症状も軽減されました。
歯茎が下がっている。歯肉退縮していて歯が凍みるなどお困りの方はお気軽にお問い合わせください。
全ての症例が同じような結果になるとは限りません。治療前の病状によって術後の結果も変わりますので、何か気になる点が御座いましたら、お気軽にお問い合わせください
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